ANGEL VOICE
県内有数のヤンキー高校と呼ばれる学校のサッカー部が全国大会を目指し奮闘する作品。
その高校に赴任し、サッカー部の立て直しを命じられた黒木という監督が主人公。
1人1人と向き合っていく主人公の熱さを含め非常に感動できる部分が多い。
ヤンキー校ならではの喧嘩シーンではアクション漫画並みの迫力ある絵も魅力。
【作者】古谷野孝雄
【出版社】秋田書店
【巻数】全40巻
さよなら私のクラマー
とても珍しい女子サッカーを題材にしながらも現在、大きな注目を集めている作品です。
主人公の周防すみれは女子が高校でサッカーを続ける意味があるのかについて悩む日々を送っていた。
まだまだ未知な分野だからこそ作品中にこれまで知らなかった女子サッカーの世界について学べる事も魅力の作品です。
【作者】新川直司
【出版社】講談社
【巻数】既刊13巻(2020年10月現在)
ブルーロック
日本代表が世界に通用しない理由というかなりシビアな話題に触れた作品です。
ある日、日本中の選ばれた少年のもとに届いた一通の手紙。それは合格すれば将来日本代表への道が約束されるというテストへの招待状だった。
様々な過去を背負った少年たちがストイックすぎる選手育成プロジェクトに挑んでいく作品。
【作者】金城宗幸・ノ村優介
【出版社】講談社
【巻数】既刊12巻(2020年12月17日現在)
BE BLUES!
とにかく日本代表のユニフォームを着てプレーする事を夢見る主人公、一条龍。
少年サッカーから始まる主人公のサッカー人生を描いた作品です。
少年サッカーの段階で圧倒的才能を見せ、多くのユースチームから注目を集める龍。
しかし、中学サッカーへステップアップする際に人生を狂わせるトラブルが起きる…。
【作者】田中モトユキ
【出版社】小学館
【巻数】既刊42巻(2021年1月現在)
フットボールネーション
サッカーとは何かについて深く考えられるサッカーの教科書と呼べる作品です。
プロ・アマチュア関係なく日本のトップのクラブチームを決める天皇杯。
そのトップを目指しアマチュアクラブが奮闘するという物語。
可もなく不可もないプレーをしてきた主人公、沖千尋がサッカーの奥深さを学んでいきます。
【作者】大武ユキ
【出版社】小学館
【巻数】既刊15巻(2020年6月現在)
サッカーの憂鬱 ~裏方イレブン~
作品名通り、とにかくサッカーを支えてくれる人々に視点を当てた作品です。
ドクター、実況アナ、審判、通訳にクラブ広報をはじめ「そんな仕事もあるの!?」と1度は感じられる内容になっています。
キャラクター達の会話もギャグ混じりのものが多く、サッカーあるあるも含めて楽しめます。
【作者】能田達規
【出版社】実業之日本社
【巻数】全2巻
蒼のアインツ
作者は「11分の1」を描いた中村尚儁さんで変わらず誰かの胸に響くヒューマンドラマが物語に絡んできます。
主人公はプロ3年目を迎えた20歳のゴールキーパー神谷蒼。入団から順調にキャリアを積み重ね、日本代表へ選手される。
しかし、代表戦で与えられた出場機会で会場をどよめかせるプレーをしてしまう…。
【作者】中村 尚儁
【出版社】講談社
11分の1
主人公、安藤ソラは幼少期からサッカーが大好きな男の子だった。
しかし、中学生になり周りとの体格差が広がるにつれ自分の才能に限界を感じ始めていた。
そんなソラの目の前に幼少期に共にサッカーをした女子日本代表・若宮四季が現れる。ソラのサッカー人生を中心に巻き起こる人々のヒューマンドラマを描いた作品。
【作者】中村尚儁
【出版社】集英社
【巻数】全9巻
Mr.CB
主人公が守備的ポジションのCBを務めるという非常に設定から引き付けられる作品。
サッカーについての知識がない方でも泥臭く努力する主人公に魅せられ守備の奥深さが理解できる内容になっている。
ピッチ外でのサッカーに関する問題にも触れるためこれまでのサッカーという概念を変えてくれる視野が広い展開が魅力です。
【作者】綱本将也・谷嶋イサオ
【出版社】秋田書店
エリアの騎士
不朽の名作としてアニメ化までされたエリアの騎士。
主人公の逢沢駆はU-15日本代表にも選ばれている兄の逢沢傑に憧れを抱きサッカーを始めた。
しかし、自分には才能がないと知るとサポートする側としてサッカーに携わることを考える。
兄弟のすれ違いから巻き起こるサッカーを通じたメッセージ性の強い作品です。
【作者】伊賀大晃・月山可也
【出版社】講談社
【巻数】全57巻
DAYS
近年最も人気のあるサッカー漫画の一つであるDAYS。
アニメ化もされたことで人気に火がつきました。
主人公の柄本つくしは高校1年生。素人ながら、ひょんなことから強豪校サッカー部に入学します。
初心者であることに負けず常にハンパではない努力をし続けるひたむきなつくしには胸が打たれます。
また、そんなつくしに感化されて高め合うチームメイトも最高な王道青春マンガです!
【作者】安田剛士
【出版社】講談社
【巻数】既刊41巻(2020年12月17日現在)
GIANT KILLING
「大番狂わせ」という痛快なタイトルを意味する通称「ジャイキリ」。
本作の大きな特徴は、選手ではなく監督を主人公にした点に上げられます。二部リーグ当落線上の弱小チーム東京ETU。
かつてのヒーロー達海猛を監督に招へいしたところから物語が始まります。風来坊のように掴みどころなく飄々とした達海ですが、そのゲームプランは相手チームの弱点を的確に突き、後半になると「なるほど」と感心するケースがひとしきり。
クラブチームの裏方まで含めた全体の視点で描かれる、従来とは一線を画したサッカーマンガ。
ポップアートな表紙やイラストにも注目です。
【作者】綱本将也・ツジトモ
【出版社】講談社
【巻数】既刊56巻(2020年9月現在)
アオアシ
本作の特徴は大きく2点。
1つは部活動ではなく、Jリーグの下部組織のユースを舞台にしている点です。
入団へのセレクションは?学校は?練習は?試合は?など、「ユース」の名前は知っているものの、具体的には何がどう違うのかをアシトたちの日常を通じて分かりやすく描写していきます。設定上高校生相手ということもあり、練習や試合における説明が具体的で、サッカーを詳しく知らない読者には有難いです。
もう一つの特徴はFWから転向したものの、主人公のポジションがSBであるということです。
鳥の目を持つアシト。
俯瞰的視点を持つキャラは従来だとMFのポジションが一般的でしたが、SBでどのように生かすことが出来るのか、これからの展開に期待です。
【作者】小林有吾
【出版社】小学館
【巻数】既刊22巻(2020年10月30日現在)
シュート!
天才プレイヤー久保に憧れる田中・平松・白石の掛川トリオ。
脅威の破壊力を誇る田中の必殺技「幻の左」をはじめ、3人の必殺技トリプルカウンターアタックなど、スピードと迫力が相まった圧巻の描写は見る者を強烈に引き寄せます。
ライバルたちとの凌ぎ合い、遠藤と田中、平松の三角関係をはじめ、たまにポエムチックな風景描写がありますが、高校生の部活としてのストーリーは至って王道。
途中で遠藤が芸能界するなど迷走した感も拭えませんが、本作は人気を博したこともあり結果的に4部までシリーズ化されました。
高校最後の決勝戦は、4部の主役である伊藤率いる久里浜学園と久保の死を乗り越えた掛川高校という、ダブル主人公の夢の対決。
「トシ、サッカー好きか?」
久保の名言に涙が止まりません。
【作者】大島司
【出版社】講談社
ファンタジスタ
窮地に陥る味方を救う奇跡のパス。
ファンタジスタとは観客をはじめ敵味方を魅了するプレイヤーです。長崎の島育ちで一人サッカーをしていた、坂本轍平(てっぺい)のイマジネーション溢れるプレーは、最初はチームに中々理解されにくいものでしたが、一たびハマった時はまさに爽快。
また、高校はあくまでも通過点としたストーリーも先見性があり、海外クラブを舞台にしたサッカーマンガはまだ少ない方でした。
主人公とはいえセリエAのユニホームを日本人が着るとは感動。
合理的・組織的な戦術サッカーが求められる中、絶滅危惧種ともいえるイタリア代表のマルコやてっぺい達ファンタジスタたちの閃きは、最終巻のセリフにあるようにドキドキものです。
【作者】草場道輝
【出版社】小学館
【巻数】全25巻
キャプテン翼
日本のみならず世界中にサッカーの楽しさ、面白さ、感動を教えてくれた金字塔的作品です。
当時の日本にはJリーグはなくマイナースポーツだったサッカーを、一躍メジャーに押し上げて、部活動ではサッカー部への入部希望者が急増するなど、サッカー界への貢献は計り知れません。
大空翼に憧れて実際にプロを目指した有名選手も数多く存在します。
キャラの顔がみんなソックリ、等身がおかしく不自然だと、色々とツッコミどころもありますが、常軌を逸したオーバーヘッドキックやドライブシュートに男子の心は鷲掴みとなり、『ジャンプ』のスポーツものでは定番の根性論に代わる爽やか路線の挿入は多くの女性ファンも獲得しました。
今でいう推しメンです。
夢は世界一のサッカー選手というスケールの大きさ。「ボールはトモダチ」は後世に残る名言です。
【作者】高橋陽一
【出版社】集英社
【巻数】全37巻